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2020/04/06 07:00
塗装の仕上げ方法や、木製品を買って使い込んでくるうちに塗装が剥がれた際などに
おうちでできる簡易な塗装方法としてオイル(油)をウエス(Tシャツ時の布切れ)で塗る方法があります。
しかし、油であればなんでも良いという訳ではありません。
まず、油の種類を調べる必要があります。
油にはその性質から「不乾性油」「半乾性油」「乾性油」の3つに分類されます。
「乾性油」は、漢字の通り乾く性質のある油です。
乾くと固まる性質があります。
この固まった際にできる膜が汚れを防止してくれるという訳です。
ただ、固まるまでに乾燥時間
反対に「不乾性油」は乾かない油です。
乾かないため木に塗るといつまでもベタベタとした感じになります。
そのため、メンンテナンスでオイルを塗る際には「乾性油」であることを確認して塗りましょう。
スーパーなど身近で手に入りそうなオイルを表にまとめましたので参考資料としてご覧ください。
わざわざメンテナンスのためにオイルを買いたくない!ということもあると思います。
その際には不乾性油ですが、汚れ防止で料理にも使えるオリーブオイルを使用するという手もあります。
塗りすぎるとベタベタするので注意してください。
<オイルでのメンテナンス手順>
ー準備物ー
清潔な綿の布を3枚用意します。(キムワイプでも代用可)
耐水ペーパー1000番
①木製品を乾かす
木製品に水気があるとオイルの浸透を邪魔するのでまず直射日光が当たらない日陰で乾かします
②乾拭き
木製品についた汚れを1枚目の布で拭き取ります。
③オイルを塗り込む
オイルを木製品につけ、2枚目の布で塗り込みます。塗る時には木目に沿って塗り込みましょう。
布にオイルをつけて塗り込んでも構いません。
④オイルが染み込むのを待つ
15分ほど置いておきます。そうすることで木の道管に浸透させます。
⑤3枚目の布で拭き取ります
塗るときと同様に木目に沿って、拭き取りましょう
⑥24時間以上、乾燥させて完成です ※塗膜が薄い場合には、これまでの工程を2−3回繰り返します。
ーご注意くださいー
油の染み込んだ布を、そのまま放置しておくと自然発火の恐れがあります。
塗装後には水に浸してから速やかに廃棄をしましょう。